表1 スモンの臨床診断指針
T.必発症状 1.腹部症状(腹痛、下痢など):おおむね神経症状に先立って起こる。
2.神経症状
- 急性または亜急性に発現する。
- 知覚障害が前景に立つ。両側性で、下半身、ことに下肢末端につよく、上界は不鮮明である。とくに、異常知覚(ものがついている、しめつけられる、ジンジンする、その他) を伴い、これをもって初発することが多い。
U.参考条項(必発症状を併せて、診断上きわめて大切である)
1.下肢の深部知覚障害を呈することが多い。
2.運動障害
- 下肢の筋力低下がよく見られる。
- 錐体路徴候(下肢腱反射の亢進、Babinski現象など)を呈することが多い。
3.上肢に軽度の知覚・運動障害を起こすことがある。
4.次の諸症状を伴うことがある。
- 両側性視力障害
- 脳症状、精神症状
- 緑色舌苔、緑便
- 膀胱・直腸障害
5.経過はおおむね遷延し、再燃することがある。
6.血液像、髄液所見に著明な変化がない。
7.小児には稀である。